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コミュニケーション デザイン=「人」+「デザイン思考・デザインシンキング」

人と人には必ずコミュニケーションがあります。
コミュニケーションは「生きる力」に直結する不可欠な営みです。
発信する側の人の気持ちはもちろんですが、発信を受け取る側の人にも気持ちがあります。
直接、人との会話を重ねていないが、モノに想いを込めて生産している人の気持ちもあります。
あるとあらゆるところに「人の気持ち」は存在しているわけです。

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コミュニケーション デザインについて

コミュニケーション デザインは一般的には企業が消費者に向けてメッセージを発信する際に、それが最大効果を得られるように、顧客との接点となる媒体や情報の中身、タイミングなど全体の構成を考えて設計することとされています。

もっと広義に捉えるとコミュニケーション デザインとは、人と人とのあいだのコミュニケーションを円滑にデザインすることです。
まず、コミュニケーションデザインを考える上で気をつけなければならないことは、絶対にデザインが先ではありません。

先にあるのは具体的な人と人とのコミュニケーションであり、その後にデザインがあります。
この思考法は「デザイン マネジメント 専門ブログ」でも何回も取り上げているテーマ「デザイン思考(デザインシンキング)」であり、観念の上でにおいてすらデザインが先行することはあり得ないということになります。

 

「事業は人なり」

かの有名な松下幸之助氏が書いた本の題名です。

事業は人なり 私の人の見方・育て方 著:松下幸之助

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会社の使命とは人を求め、育て、活かすこと。

人徳あふれる松下幸之助氏は部下を信頼し、思い切って仕事を任せることで“経営の神様”と謳われ多くの事業を成功に導きました。
その背景には「人使いの名人」と言われた松下幸之助氏の人の個性を活かすことができる目利きの能力と、
「事業は人なり」「モノをつくる前に人をつくる」(自社の経営理念)をとことん追求し、人と人とが心通わすコミュニケーションのあり方と情熱溢れるビジョンに基づく「人づくり」があります。

「人づくり」、「チームづくり」、「企業づくり(組織づくり)」の起点を要約すると、

・ 「クリエイティブな思考(デザイン思考・デザインシンキング)」を高めること
・ 「人を求め、育て、活かす」環境をデザインすること
・ 「人の気持ち」を大事にするということ

コミュニケーション デザインのすべては
人の気持ちが中心(基本)にあります。

 

ドラッカーが警笛を鳴らす!!

ピーター・F・ドラッカー『すでに起こった未来』より

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人にとって経済は目的ではなく手段である
経済は唯一の領域ではなく、一つの側面にすぎない。
経済的な要因は、決定要因ではなく制約要因にすぎない。

経済的なニーズとその充足は、重要ではあっても絶対ではない。

つまり、すでに起こった未来と思われる「事象」を確実に理解し、物事を正しく咀嚼し、
その「事象」からクリエイティブ力(デザイン思考・デザインシンキング)をもってこの先の未来市場を想像し、

自ら市場を創造することが大事であり、その意思が原動力となります。

それらを実現可能にする手法 ー

「デザイン マネジメント」には大きな可能性があるのです。

 

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